ジャニオタ目線でプロレスをみる〜ケニー・オメガ〜
(2016/8/26再構築しました)
ちょっと気が向いたので、ジャニオタ目線で新日本プロレスを勧めてみようと思います。
松本潤くんのドラマ『99.9』の視聴者であれば、だいぶプロレスに親近感を抱いてるんではないでしょうか。
このシーン、覚えてます?
片翼の天使とは得意技です。これな。
ちなみにこの技の名前の由来。
技名の由来はファイナルファンタジーVIIに登場するキャラクター、セフィロスのBGM「片翼の天使」 からきている
実はゲームオタクらしいです。
今回は、ジャニオタDDな上にプロレスも好きになってしまったた私が個人的見解で解説してみます。
その前に、プロレスについて簡単に説明を。
プロレスには二種類あります。流血するやつと、しないやつ。
(個人的見解です)
私が好きなのは流血しないほうです。本物の血がちょっと苦手なんです。
ジャニオタが「プロレス」って聞くと「滝沢秀明!」ってなるじゃないですか。
なんないか(タッキーってアントニオ猪木と試合したくらい好きらしいですね!)
じゃあ「プロレス」って聞くと「大仁田厚!デスマッチ!流血!」ってイメージの人は多いと思います。私がそうでした。でも全部が全部そうではなくて、各団体いろいろ特色があります。歌って踊る人といっても、ジャニーズだったりLDH(EXILEのとこね)とかD-BOYSとかスタダ系とか韓流もありますね、あんな感じです。歌って踊って魅了してくれる彼らのように、プロレスは、レスリングなどの技をかけて受けて最後まで倒れない強さで魅了してくれるプロレスラーから成り立っています。
そのレスラーが所属するのが団体。今回は新日本プロレスという団体のレスラー、ケニー・オメガの話。
- 『G1 CLIMAX 26』の王者
ケニーは、先日行なわれた新日本プロレス真夏の最強決定戦『G1 CLIMAX 26』の王者になりました。G1史上初の外国人レスラーです。
『G1 CLIMAX 26』とは、新日本プロレスの夏の大会のことです。
これはジャニオタでいうところの『SUMMARY』でしょう。ここ近年はSUMMARYじゃなくて、Summer Paradise(TDCホール)とかSummer Station(六本木EXシアター)になっていますね。
『Johnny's Dome Theatre〜SUMMARY~が決定しました!』と『今年もG1 CLIMAX開催決定!両国国技館3days!』は同義です。ジャニオタは「ウオオオオオオうちの子、いつのどこにでるのーーー!!!!」とTDCやEXシアターに通い、プロレスオタは「ウオオオオオオオどんな対戦が見られるんだーーー!」と各地の試合会場に足を運びます。G1はつまり全国ツアーです。約2ヶ月かけて全国各地をまわってリーグ戦をし決勝と準決勝、つまりオーラスは東京で開催(今年なら両国国技館)というわけです。
- ヒールレスラー
このケニー、早い話がヒールレスラー(悪役、悪玉)なわけです。ドラゴンボールでいうベジータやフリーザと考えてください。プロレスには、悟空みたいなベビーフェイス(善玉)と、フリーザみたいなヒールがいて戦いを繰り広げます。ケニーはBULLET CLUBというヒールグループにいるんだけど、ま~~~悪い悪い。当時リーダーだったAJスタイルズ(男前)をなんの前触れもなく後ろから襲撃して倒し、「ヨッセーヨッセー!俺、ヘビー級*1 に転向するからお前もう用済みな!あと新しいリーダー俺な!テイッ!」と皆でボコボコにしたあげく、AJをグループから追放してしまいます。ギニュー特戦隊のリクームがギニューを追放したと考えてください。とんでもねえやつだ。
あとは試合にハシゴ持ってきたり、ハシゴで相手の肩を猛攻撃して欠場させたり。前日の準決勝なんて試合中にツバの掛け合いですよ。まったくこの不良め!
- 優勝決勝戦
G1に話を戻しましょう。決勝はAブロック1位の後藤洋央紀 VS Bブロック1位のケニー・オメガでした。
後藤(右)が、8年ぶり2度目の優勝をするのか。または今回G1初出場のケニーが外国人レスラーとして初優勝をするのかが注目されていました。*2 なかなか倒れない後藤。終盤、ヘロヘロになったケニーはある技を4つ繰り出します。それはかつて一緒に戦った仲間たちの得意技でした。
飯伏幸太の「シットダウン式ラストライド」と「フェニックススプラッシュ」
プリンス・デビットの「ブラディ・サンデー」
AJスタイルズの「スタイルズクラッシュ」
スタイルズクラッシュて!!!!先述した、自ら追放したAJの技よ!!!!マジで!!!??
ってなりません?なるんですよ!!!!!
プリンス・デビットなんて、BULLET CLUBを作った元リーダー!かつて一緒にギニュー特戦隊やってた(やってない)仲間!!*3
そんな、自分にまつわる元仲間の技をここへきて、こんな大事な場面で使うなんて!!!!!
感慨深いじゃないですか!!!!!!!!
そして飯伏幸太は、かつてのタッグパートナー。
つまり、シンメ!!!!
ジャニオタ、わかる!!!????
この絆!!!!!!!
もともとケニーは、カナダのインディーズで路上プロレスをしてて、それをYOUTUBEとかで話題になり2008年に来日。DDTというプロレス団体にいた飯伏にケンカを売る形で参戦。その時からなにか友情を感じたらしく、ケニーと飯伏はタッグパートナーとしてジュニアヘビー級で活動し、タッグマッチ王座*4を獲得するわけです。
なんだか入所してすぐシンメになった中島健人と菊池風磨みたいじゃないですか?!!!
しかも初対戦以降、日本武道館で戦うまでの約4年、ずっとシングルマッチを避けていた理由が「お互いにお互いを傷つけたくない」ってなにそれKinKi Kidsかよ!(イメージです)
飯伏はその後ヘビー級へ転向、ケニーとのタッグはまるで岸優太×高橋颯シンメのように自然消滅していきました。そして飯伏はヘビー級レスラーとしてDDTと新日本プロレスの2団体掛け持ちを。ケニーはジュニアヘビー級のレスラーとしてDDTから新日本プロレスへ移籍、今年に入ってヘビー級へ転向、AJ追放があり今に至ります。
この決勝戦の終盤で仲間の技を使うとは!!!!解説の人も叫んでいました。私もテレビの前で声が出ました。シンメの技を2連発、からのかつての盟友の技を2撃、そして自分の得意技を決め、見事勝利をおさめました。
翌日、優勝者一夜明け会見でそこをつっこまれるとケニーはすっとぼけます。「技なんてたまたま出ただけだ、プリンス・デビット、AJスタイルズ、あとなに?いぶし?Who????それはノーコメントあぱー!」
実は今年に入って飯伏は、2団体掛け持ちに体力の限界を感じDDTも新日本プロレスも退団してしまいました。そうだよね、錦戸くんも関ジャニとNEWSキツくなったもんね。。そのせいもあってケニーとはますます疎遠に。飯伏はマイペースに活動中ですが、東スポ*5 にはこんなエピソードがありました。
飯伏は現在WWEのクルーザー級クラシックトーナメントに参戦しているが、米国に同行している中澤マイケル(40)は「『もしも飯伏にマイナスになりそうな契約を結ばれそうになったら、お前が守って阻止してあげてくれ』とケニーに頼まれていた」と明かす。
やさしさ!!!!!
さらに、
「2つのメッセージをアイツに伝えてほしいんだ。まずは、新日本プロレスが世界で一番の場所だということだ。俺はまだ進化してるし、頑張ってる。そしてもう1つ。今日、ようやく俺はお前を超えた。一人は…さびしいじゃないか。だから、この場所で待っている。
ツンデレ!!!っていうか
シンメがくるの待ってるじゃん!!!
「今日ようやく俺はお前を超えた」、つまりヘビー級になってG1史上初の外国人レスラーという快挙を成し遂げたんだからお前も来いって?!再結成しちゃうの?!!修二と彰みたいに?!!!!!
いやちがう、これはライバルとしてだ?!!!!敵として待ってると?!!!!!!かつての日本武道館とはちがう、強くなった俺を倒せるか?!あの時のおれとは違うと?!!まるで中居くんと大野くんの下克上バトルじゃないですか?!!!
一度は離れた仲間とどうまた交わっていくのか、今後も非常に楽しみです。
ちなみに、プロレスは動画はNGだけど、写真は撮り放題だぞ★SNSにもあげ放題だぞ★興味があったらGO!GO!現場!ジャニーズと同じ、最高峰のエンターテイメントが待ってますよ。
※追伸
けっこう好きだったAJも今はWWEで活躍してます。ほら男前だろ。