どうりでまろやか

松本潤くんをはじめジャニーズなどが大好きです

ジャニオタがデートをしてきた〜後編〜

 事の経緯はこちらで。

j-unaji.hatenablog.com

j-unaji.hatenablog.com

  • 観覧車【待ち時間50分】の結果

さあ、ここから困ったマジで困ったどうしたらいいんだ?ここでお気づきであろうか?何故私がこんなにトークを、沈黙を埋めるようなことばかり考えているのかを。実はその前の週、元木さんと電話していた時のこと。沈黙が訪れた。数秒間の沈黙のあと彼は電話口でこう言った。「ねぇ・・・なんか喋って・・・?」*1・・・いいか?喋ってほしいんだったらな!せめて質問をしろ!こんなキラーパスあるか!しかも甘えた口調で言うんじゃない!!これを機に言われたくない言葉ランキングに「なんか喋って?」がトップに躍り出た。これを面と向かってされたらと思うとまるで恐怖であった。それを言われたくないがために私は必死になっていたのである。ジーザス!ああああいったいどうしたら!!!

その苦悩が顔に出ていたらしい。「大丈夫?そんなに観覧車嫌だったらいいよ?顔色すごく悪いよ?」理由は違うけどもうなんでもいいです、よし中止だ中止〜〜!と心の中でガッツポーズ。列を抜け謝ると「無理させてごめんね。。でもこれで50分浮いたね!」と元木さんは言った。数学が苦手な私は理解できなかったがとりあえず笑って返した。

 

  •  浮いた50分

浮いた時間を有効活用することなく、あてもなく歩く。案が何も浮かばない。全然お腹空いていないけど候補はもう飲食店のみだった。そして「どうする?」の応戦。「私こういう時って優柔不断だから決めていいよ〜」とパスすると「え!いいよそのままで!そのままのうなじちゃんでいいよ!」と返ってくるので意味がわからない。困ったなー困ったなー。だってさっき箸進んでなかったじゃん?私は好き嫌いほとんどないから決めていいよ?と伝えてもだめ。頭を抱えていると一言。「ねえなんで?そんなに気を遣わないで?」いやそりゃ気を遣うに決まってるじゃん!こんな無駄な時間あるかよ!というのをすごーーくオブラートに包んで伝える。「わかった、ごめんね、じゃあここから俺がバトンタッチするね!」ようやく肩の荷が降りた。その瞬間。「じゃあ、何がいい?」

ズコーーーーー

ひとまず駅前へ、飲食店が入っているテナントビルへと向かった。飲食店フロアで「どこがいい?」と聞かれてももはや驚きはしない。冷静に選択するのみである。ラパウザとFRIDAYSはまずナシだ。個人的にはすごくベトナム料理を食べたい気分だったがおそらくパクチーは苦手だろうしバインセオ*2を聞いてきたということはメニューも私がすべて決めることになるのでナシ。残るは釜飯か……いや、あっちの小皿料理のある中華だ。なんでもいいって言っといて箸がすすんでないの、私は根に持ってるからね?

 

  • 目が綺麗だね

私は 迷うことなくビールを、そしてほぼ強引に元木さんにはウーロン茶を頼む。読みが当たり、彼もメニューを頼む。そして話題が尽きる。とふいに「目が綺麗だね」と言いはじめる。ざわ。おかわりを頼んでると「そんなにたくさん飲んで…もし俺が口説こうとしてたらどうするの?」ざわざわ。なにかな、リアルキスマイブサイクかな?「うなじちゃんてすごく優しい子だよね。。」「あー、よく言われる~」このあたりからは雰囲気づくりの攻防戦である。「優しい人がタイプ」と言われ「優しいってなに?どの優しい?」エリエールの優しさ?エッセンシャル新詰め替え容器の優しさ?それとも仕事終わりのサロンパスのような優しさ?優しさっていろいろあるだろう?!自分にとって褒め言葉ではない「優しさ」について追及したり、概念についてこねくりまわす私。次第にうなじちゃんは難しいだの、俺には敷居が高いかも…などという始末。いや、ちょっと違うんだ。沈黙がいやだから論じるしかになくなってきただけなんだ。。最初から好意を持ってくれたのは非常にありがたいことである。しかし、この数時間での居心地の悪さがもうどうしようもない所まできていること実感した。

そんな中でも元木さんは健闘する。そして私には彼の、そういう雰囲気を作りたいこと、沈黙も苦じゃない人が好きであること、甘えてほしい以上に甘えたがりであることなどなど手を取るようにわかってくる。「なんて言われたら嬉しい?」という質問もそうだ。だってそれ言ったらあなた絶対すぐ言うよね?この状況下で言われて嬉しい言葉…だめだ、なにも浮かばない。言われたくない言葉ならすぐ出てくるのに。

 

  • ラブセン

私はさきほどから感じていたことを言ってみることにした。

「年下好きだよね、甘えたがりだよね」

「なんでわかるの?」

「あの時ああいう行動とる人ってそうだもん」

「人のことよく観察してる子なんだね・・・誰に対してもそうなの?」

♥ラブセンルート選択♥

Lovelyルート▶「元木さんだからわかるんだよ?」

私の答え    ▶「誰にでもそうかな〜よく観察しちゃうんだよね〜」

Lovelyルートが見えた。しかし選択はしなかった。

店内が禁煙だったため、タバコのために何度か元木さんは離席した。この幕間が安らぎにすらなっていた。この日一日、おいしいね!楽しいね!とならなかったのが悔やまれるが SHOW MUST GO ON を讃えよう、と自分で思った。

 

  • アンコール

21時すぎに終演。ごちそうになってしまったので、別れたあとお礼のLINEをする。そしておつかれ自分。だがこのまま終われるはずがない。何も酔っていない!物足りない!寄り道して近所で飲むか悩んだが、結局ビールを買って帰って家で飲むことにした。しばらくして、今日はありがとう、無事帰ったよ的な返事が返ってきた。よかったよかった、返事…スタンプでいいかな…とスタンプを選んでいたその瞬間。

元木さんから着信。

えっ…まだなんかあるん…?もしもし?

「寝る前に声が聞きたくて…」

ジーザス!!!

はるばる運転してきてくれたもんね、明日も仕事だしゆっくり休んでね、と言うと、「うん、ちょっと疲れちゃってもう布団なんだ…うなじちゃんもあったかくして休んでね」という元木さんに返した言葉は「あ、私まだビール飲んでる」であった。むこうが絶句していたのは言うまでもない。もちろんLovelyルートへ進みたいならば「おつかれさま♡私ももう布団だよ♡」からの「じゃあ明日のおはようのLINE待ってるね」だったであろう…と思いながら電話を切り、残りのビールを味わった。

 

なんでこんなに疲れたかな?と思い返すと、やはり出鼻をくじかれたことから始まったのではないかと思う。自分にできた策といえば、ノープランだったことを想定しワールドポーターズでやっている映画でもチェックしていけばよかったのだ。どうせなんでもいいよって言うだろうから、007でも観ればよかったのだ。

残念ながら次(の人)に活かせればいい…もう遊びたくない…というのが本音である。 

 

後日。なんて言われたら嬉しいかについてひとつ浮かんだ。

「いい質問するね」である。

たまらなく嬉しい。相手のフィールドについて理解し始めている自分と、まんざらでもない相手。あぁ…リア恋枠の慶ちゃん(小山慶一郎)に「慶ちゃん、なんでジムに行ったあとなのにチョコモナカジャンボだけは食べていいの?」*3「いい質問するね!それはね…」って解説してもらいたいなぁ。。

*1:初期のキスマイブサイクの千賀くんの口調で再生してほしい

*2:ベトナム風お好み焼き

*3:もちろんただの想定です